2010/04/22(Thu)
スズメノカタビラ その?
さて、前回より問題になっています、
「スズメノカタビラ」がグリーンで発生した時にどうするか?ですが、
まず、最初にスズメノカタビラは1年生植物という事から始まります。
1年生植物とは、1年の間で種子から発芽して、
1年以内に成長して開花し・結実して、
種子を残し枯死する植物の事を言います。
発芽したスズメノカタビラを、グリーン(洋芝)に、
薬害なしで枯らすのは、ほぼ、不可能に近いと私は思っています。
ですから、発芽前に対処するのですが、
グリーン(洋芝)に薬害なしで対処でき、
なおかつ効果的な土壌処理型の除草剤は、数少ないのが現状です。
また、隣のゴルフ場は成功したが、同じ薬剤で同じ方法で散布したが、
当コースでは大ダメージを負った・・・これも良く聞きます。
正直なところ、決定版のような対策方法は無く、
従来の管理方法だと、「スズメノカタビラ」は減少したが、
グリーンも相当のダメージを負ったという場合が、少なくありません。
そこで、最近実施されている方法は、種子を作らせない方法です。
これには、ホルモン剤などを利用します。

(真ん中の白くなっているのがカタビラです。
これはもう種子がつけている状態です。)
スズメノカタビラは、1?あたりの占有率が3%の時、
1?当り、3000粒以上の種子を作ると言われています。
一度種子を出してしまうと、年々増加してしまい、
種子の寿命が5年はあると言われていますので、
土中内に蓄積され、「シードバンク(種子の銀行)」が出来てしまいます。
シードバンクが形成されますと、芝生が弱ったり、芽数が減った時に、
そこを狙ってスズメノカタビラが発芽します。
すると、減らすの自体もなかなか難しくなってきます。
スズメノカタビラを減らすには、良好な状態のグリーンを、
維持するのも、ひとつの方法だと思います。
スズメノカタビラを減らすのには、すぐに結果を求めるのではなく、
数年、5年以上などの長期的にみて、対処していく必要があると言われています。
キーパーが集まりますと、「スズメノカタビラ」の話題で、
半日は話をする事が、出来ると思います。
スズメノカタビラが原因で、日々悩まれているキーパーも多々おられます。
中には、スズメノカタビラで、グリーンを作られたキーパーもおられます。
グリーン(洋芝)に薬害が無く、
スズメノカタビラを、枯らす事が出来るような除草剤が、
開発されますと間違いなく売れます。
少々高価でも、飛ぶように売れると思います。
必要の無いキーパーはいないと思いますので。
いつか開発され販売されると、キーパーにとっては、とてもいいのですが・・・。
Let's Enjoy Golf


にほんブログ村

にほんブログ村
「スズメノカタビラ」がグリーンで発生した時にどうするか?ですが、
まず、最初にスズメノカタビラは1年生植物という事から始まります。
1年生植物とは、1年の間で種子から発芽して、
1年以内に成長して開花し・結実して、
種子を残し枯死する植物の事を言います。
発芽したスズメノカタビラを、グリーン(洋芝)に、
薬害なしで枯らすのは、ほぼ、不可能に近いと私は思っています。
ですから、発芽前に対処するのですが、
グリーン(洋芝)に薬害なしで対処でき、
なおかつ効果的な土壌処理型の除草剤は、数少ないのが現状です。
また、隣のゴルフ場は成功したが、同じ薬剤で同じ方法で散布したが、
当コースでは大ダメージを負った・・・これも良く聞きます。
正直なところ、決定版のような対策方法は無く、
従来の管理方法だと、「スズメノカタビラ」は減少したが、
グリーンも相当のダメージを負ったという場合が、少なくありません。
そこで、最近実施されている方法は、種子を作らせない方法です。
これには、ホルモン剤などを利用します。

(真ん中の白くなっているのがカタビラです。
これはもう種子がつけている状態です。)
スズメノカタビラは、1?あたりの占有率が3%の時、
1?当り、3000粒以上の種子を作ると言われています。
一度種子を出してしまうと、年々増加してしまい、
種子の寿命が5年はあると言われていますので、
土中内に蓄積され、「シードバンク(種子の銀行)」が出来てしまいます。
シードバンクが形成されますと、芝生が弱ったり、芽数が減った時に、
そこを狙ってスズメノカタビラが発芽します。
すると、減らすの自体もなかなか難しくなってきます。
スズメノカタビラを減らすには、良好な状態のグリーンを、
維持するのも、ひとつの方法だと思います。
スズメノカタビラを減らすのには、すぐに結果を求めるのではなく、
数年、5年以上などの長期的にみて、対処していく必要があると言われています。
キーパーが集まりますと、「スズメノカタビラ」の話題で、
半日は話をする事が、出来ると思います。
スズメノカタビラが原因で、日々悩まれているキーパーも多々おられます。
中には、スズメノカタビラで、グリーンを作られたキーパーもおられます。
グリーン(洋芝)に薬害が無く、
スズメノカタビラを、枯らす事が出来るような除草剤が、
開発されますと間違いなく売れます。
少々高価でも、飛ぶように売れると思います。
必要の無いキーパーはいないと思いますので。
いつか開発され販売されると、キーパーにとっては、とてもいいのですが・・・。
Let's Enjoy Golf


にほんブログ村

にほんブログ村
スポンサーサイト